RIVER SEA GROUND / リバーシーグラウンド
第18回
奨励賞
プロダクト
挟み方が縦横二方向から三方向になった誰でも遊べるボードゲーム。 プリミティブなカタチと有機的で不揃いな杢と色の組み合わせが綺麗。程よい立体感も木目とのバランスが心地よく、職人の技も感じる。ゲームとインテリア性の両立という着眼点は面白く、プロダクトとしてのクオリティーは高い。
価格(税込)
価格
16,500円
駒を裏返すシーン
駒の裏表を針葉樹と広葉樹で白黒を表現。リバーシでおなじみの挟むと相手の色をひっくり返すシーンがこちら。
関係者
企業担当者やデザイナー
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ディレクター
柳谷 環
千差株式会社
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デザイナー
柳谷 武
千差株式会社/株式会社カンドウコーポレーション
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職人
小林 大樹
WOOD LABO IKEDA
INTERVIEW
2023.09.28
福井県池田町WOOD LABO IKEDAとの共同開発プロダクト。
六角形の盤と、三角形の駒がセットのボードゲームです。
普段よく見る●のリバーシが▲に!
挟んだコマをひっくり返すところまでは普通のリバーシと同じですが、視点を変えてみましょう。
何千年もの間の、大地:森、大陸:海、生前の移ろいの早送りにも見えてきます。
自然の変化をイメージしながら楽しめる、新感覚のリバーシです。
受賞商品をデザインされたきっかけは?
「百年後、森と人が繋がっていられるように」
森を活かし循環した資源活用を行うため、池田町のラボと広島のデザイナーが連携。
木のリバーシづくりが始まりました。
地産の針葉樹や広葉樹を材に、池田の職人の手で生み出されます。
どのような想い、コンセプトを大切にしてデザインをしましたか?
このボードゲームは主に福井県池田町の森で育った木を使っています。
伐った木を活かし、山や森の循環する暮らしを守っていきたい、森の恵みや価値、持続させる大切さを改めて考えるきっかけになってほしい、という想いからこの商品は生まれました。
商品ができた後の反響を教えてください。
駒を三角にしたことで、リバーシーだけではない遊び方が可能です。
どんな遊び方ができるかは、開発の試作段階からワークショップなど実施したオープンな開発で、ユーザーの意見を取り入れた遊び方をルールブックに掲載しています。
店頭やイベントなどでの販売時も、興味深く見てくださる方が多いです。
池田町にとっては、初めて外のデザイナーを入れた事例の商品としても思い入れ深く扱ってくださっています。
応募者
千差株式会社
旧 INTUS.
メーカー兼デザインスタジオ
- 住所
- 〒730-0851 広島市中区榎町4-21 吉村ビル301
- TEL
- 082-577-5379