フラワースカート
第17回
プロダクト
花束を贈られた人がそのまま飾ることを可能にした商品。ダンボール素材でありながら、安定性も達成した秀作。質素にすることで、逆に花瓶購入の余地をほのめかす提案性も潜んでいる。
価格(税込)
関係者
企業担当者やデザイナー
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design
久保 章
guide
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西川奈央子
waremokou
INTERVIEW
2022.12.25
花束を自立させたい、意外と手持ちの花瓶がない人が多い、という花屋が抱える問題解決のために製作された、簡易的な紙製花束スタンド。
フラワーデザイナーによってアレンジされた花束をスタンドごと販売し、購入者や花を贈られた方がそのまま飾ることを可能にしました。
依頼を受けた経緯、きっかけを教えてください。
オーナー様の、『花束が自立するようなものをずっと探しているが、見つからない。』その一言がきっかけでした。
また、『花瓶が家にないから、花束をもらっても困る。』という、エンドユーザーの寂しい声があることも知りました。
確かに、自立した花束を見たことがなく、自立したら花瓶を持ち合せていない人の問題も同時に解決できる!と思い、生花店のオープンに向けて、花束が自立して、そのまま飾れる商品を作ることになりました。
どのような想い、コンセプトを大切にしてデザインをしましたか
花屋が抱える問題は、花を販売することだけに留まらず、購入者やその先にある、花を贈られた人のことまで含まれており、そこまでの問題解決を必要としていました。
花束を自立させるための重要な役割を担う商品ではあるものの、主役はあくまでも花束。
最も美しい状態で保てるよう、シンプルでスタイリッシュな造形を目指しました。
ネーミングも花々がスカートをまとったイメージが効果的に伝わるよう、『フラワースカート』と決めました。
商品が出来た後の反響を教えてください。
複数の問題を一度に解決するアイデアがひらめき、これまでにあるようでなかった『フラワースカート』は、オーナー様からはもちろん、ご購入者様からも『誰かに贈りたくなる!』『おしゃれ』と、大変喜ばれており、大きな反響をいただいています。
この商品は、花を取り扱う業者の需要が考えられることから、全国の花屋で販売展開できればと思っています。
フラワースカート®️(実用新案番号取得済み/意匠登録番号取得済み/商標登録済み)
応募者
guide
- 住所
- 〒737-0051 広島県呉市中央2-3-16福井堂ビル3F
- TEL
- 0823-22-5688
- FAX
- 0823-22-5688