もみじ饅頭パッケージ:宮島の風物
第17回
グランプリ
パッケージ
もみじ饅頭を店頭で選ぶ際、種類を見分けやすく、商品の全体的な統一感が美しい。宮島を連想させるアイコン化した絵柄と、文字表記領域のバランスが秀逸であり、伝統と新しさが見事に融合したパッケージとなっている。様々な色が折り合う中、非常によく計算された美しい配色となっている。
価格(税込)
関係者
企業担当者やデザイナー
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取締役
博多 努
有限会社博多商店
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design
大井 健太郎
Listen
INTERVIEW
2022.12.25
デザインの依頼をした、きっかけを教えてください。
2018年から約2年かけて段階的に店舗と付属の生産ラインをリニューアルしました。平行してホームページ、パッケージデザインの更新も進めていました。
新しいデザイナーを探していた頃、廿日市市主催の新商品開発ミーティングに参加した際に、デザイン担当として加わっておられた大井様の仕事内容に魅力を感じ、相談しました。
どのような想い、コンセプトを大切にしてデザインをしましたか。
企業コンセプト『宮島の、かたち。』との連続性。種類が増えるに従って、区別が難しくなるもみじ饅頭のパッケージデザインですが、中身の識別に必要な色分けに、宮島の特徴的な風物のアイコンをテキスタイル化して重ねました。
店内を歩き、商品を選ぶ行為が、そのまま旅の追体験や連想に繋がり、お土産を受け取る方には、味覚と同時に旅の余韻や風情などを感じていただけるような商品となることを願っています。
商品が出来た後の反響を教えてください。
「パッケージカワイイ」という声を多数頂き、商品の購入動機の1つとなっていると感じます。プレゼント、お土産としてもらったお客様から「パッケージから宮島を想像して、楽しかった」などの口コミもありました。
宮島を感じていただくと同時に、店内のムードを作り出す大きな要素としてとらえ、旬の宮島を表現した正月、管絃祭記念パッケージを製作するなど、新たな活気にも繋がっています。
応募者
有限会社博多商店
- 住所
- 〒739-0556 広島県廿日市市宮島町459
- TEL
- 0829-44-0341
- FAX
- 0829-44-2857