ひろしまグッド
デザイン賞

もみじまんじゅうパッケージ「時」に包まれる宮島

第18回

優秀賞

パッケージ

商品の評価

定番のもみじ饅頭において、「変化感」のある売り場づくりのため、パッケージの可能性を追求した商品。 時を表現した情緒あふれるデザインとなっており、繊細なグラフィック、淡い色使い、独特の間の取り方、商品中の言葉の使い方もセンスがある。絵に焦点をあて、言葉少なく商品の世界観を重視した、通常マーケティングの手法に流されない強さがある。

価格(税込)

4種8個入

960円

5種10個入

1,200円

6種12個入

1,440円

購入ページ

関係者
企業担当者やデザイナー

  • 代表取締役

    博多 努

    有限会社博多商店

  • 取締役

    博多 于苗

    有限会社博多商店

  • 代表

    大井 健太郎

    Listen

INTERVIEW

2023.09.28

正月、管絃祭の年中行事。大鳥居改修、G7サミット開催等の記念碑的なイベント。周期的と一回性。
時間的射程に配慮しつつ、その時々に立ち現れる兆しや臨場感、その時にしかない宮島の気色(けしき)に言葉を添えて、期間限定の包装紙として表現しました。
宮島の四季の風物のアイコンと色の連想をテーマとした定番パッケージと合わせて、新たな視点で企業テーマ「宮島の、かたち。」にアプローチしたい。

受賞商品のデザインを依頼されたきっかけは?

宮島の四季の風物と色の連想をテーマとした定番品のパッケージのイメージを大切にしながら、それとの連続性と違いを意識しつつ、詰合せ商品を「いまここにしかない旬の宮島の印象で包む」という新たなテーマに取り組みました。
定番品のデザインを依頼した大井さんに引き続き関わっていただくことで、大きなテーマを共有しながら作業を重ねてきました。パッケージデザインをアップデートする行為そのものが、企業コンセプト「宮島の、かたち。」への新たなアプローチにつながることを期待しています。

どのような思い、コンセプトで、商品をデザインされましたか?

・図案にメッセージを添えて臨場感の共有を目指しました。
■正月
「紅白市松」:正月の華やいだ雰囲気にふさわしい伝統的定番柄で表現。2大行事の一つ管絃祭とデザイン的共通性を持たせながら差別化した。
「恩賀」:宮島の古い呼び名「恩賀の島」に由来し、島の恩恵と、お客様への感謝を表す掛詞として。
■管絃祭
「紅白ななめ市松」:博多屋が休憩所をつとめる江波漕伝馬の漕ぎ手が羽織るはっぴの模様でもあるチェッカー柄の躍動感を表現。
「十七夜」:管絃祭が行われる旧暦六月十七日の夜を示す「管絃祭」のもう一つの呼称。
■大鳥居改修完成
完成した鳥居と水面に映り込む工事中の足場がかかる鳥居。長期に及ぶ工事のBeforeと After。波残(なごり)と兆(きざ)し。
「ありがとう おかえり」:改修に携わった全ての方への感謝と大鳥居への愛着
■G7広島サミット2023
サミットの2つの舞台。七色に気色だつ平和公園から厳島への眺望をモチーフとしている。
「平らな世への頂(サミット)となりますように。」:サミットの成功と、平和への願掛け。

商品が出来た後の反響を教えてください。

定番品と、期間限定品を分け、期間限定商品については店内の他の期間限定商品(日本酒等)ともイメージを連携し、商品群として店内の賑わいの創出を目指しました。商品発売後、観光客はもちろん、各イベントの関係者からも多く購入され、想定を超えた反響をいただいています。

応募者

有限会社博多商店

住所
〒739-0556 広島県廿日市市宮島町459
TEL
0829-44-0341
FAX
0829-44-2857

メディア掲載

センターへのご相談

デザイナーとの協業やデザインに関する相談などを行う際に、公的支援機関「広島市産業振興センター デザイン支援室」にお問い合わせいただくことも可能です。

田中 志保さん

担当 田中 志保

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担当 田中 志保

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