アストラムライン7000系
第17回
グランプリ
プロダクト
広島の公共交通機関として、機能面や安全性など細部にわたり配慮されており、利用者が快適に乗車できるよう、すべてがトータルにデザインされている。6000系車両の後継車両としてデザインを受け継ぎながら、継承すべき点と、進化させるべき点のバランスが素晴らしい。
価格(税込)
関係者
企業担当者やデザイナー
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車両課
広島高速交通株式会社
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車両部
三菱重工エンジニアリング株式会社
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プロダクトデザイン部・コミュニケーションデザイン部
株式会社GKデザイン総研広島
INTERVIEW
2022.12.25
「継承と進化」を形にした新型車両7000系。
開業から25年を経て更新される7000系車両は、これまでの6000系のデザインイメージを継承しつつ、子育て・福祉への配慮、快適性や安全性の向上、省エネルギー化などの機能面でさらなる進化を実現した。
デザインの依頼をしたきっかけを教えてください。
開業時から運行している6000 系車両の後継車両の入札コンペにおいて、延伸計画も視野にいれた次世代車両として、三菱重工(三菱重工エンジニアリング㈱)より提案されたもので、設計製造を三菱重工が行い、デザインについてはアストラムラインのトータルデザインの実績をもつGKデザイン総研広島が起用されました。
どのような想い、コンセプトを大切にしてデザインをしましたか。
開業当時に計画されたアストラムラインのトータルデザインでは、「平和」という広島の都市メッセージが込められています。そのメッセージは平和の願いと等しく不変的なものである。
この考え方をレガシーとして継承しつつも、バリアフリー機能/快適性/地域を牽引するシンボル性といったデザインの魅力を進化させています。あわせて将来(延伸区間)の急勾配を安全に運行するための超軽量化、車両統合管理装置をはじめ、環境やエネルギーの未来に向けた先進技術を具現化しました。
商品が出来た後の感想を教えてください。
6000系の時よりもかっこよさが増して、乗降口が広く明るく開放感があり、席も1席づつが独立していて座り心地が良く、デザインの進化を感じています。
応募者
広島高速交通株式会社
- 住所
- 〒731-0143 広島市安佐南区長楽寺2丁目12-1
- TEL
- 082-830-3111
- FAX
- 082-830-3114