だし子さんの本格だししゃぶしゃぶ
第18回
奨励賞
パッケージ
鰹節屋ならではの「だし」を自社抽出したしゃぶしゃぶつゆの素。 トータルで企画&デザインがなされており、イラストのレトロな世界観。パッケージの金属感が特別な印象を与え、ファーストインプレッションで一度買って見たくなるデザイン。商品ごとのキャラクターの使い方が独特で写真とイラストの組み合わせも面白い。
価格(税込)
関係者
企業担当者やデザイナー
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アートディレクター/代表取締役社長
永戸 修司
kirin株式会社
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デザイナー
沖村 佳の子
kirin株式会社
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加工食品事業部第二商品部
渡部 達也
株式会社フジ・リテイリング
INTERVIEW
2023.09.28
フジオリジナルの「しゃぶしゃぶ用の鍋つゆ」
出汁にこだわり、試作に試作にを重ねて1年かけて開発をしました。
・だし子さんの本格鰹だし しゃぶしゃぶ
・だし子さんの黒豚旨辛だし しゃぶしゃぶ
・だし子さんの柑橘地鶏だし しゃぶしゃぶ
これら3フレーバーで展開。3倍濃縮タイプで、150g×2袋入りです。
受賞商品のデザインを依頼されたきっかけは?
出汁のうま味や香り等をこだわった鍋しゃぶのつゆ。その良さを見た目でも分かるようにし、量販店の一画できちんと魅力が伝わるようにしたい、と依頼をいただきました。
どのような思い、コンセプトで、商品をデザインされましたか?
スーパーは多くの競合商品が並び、消費者の購買意識もシビアな世界。そんな中、パッケージで購買を引き起こす事の難しさ。考えました・・・。
複数方向のラフとネーミングを考案して担当者と議論を重ね、端的で売り場で埋没しないコミュニケーションを目指すことになりました。だし子さんというネーミングは商品の特徴である「だし」をキャチーに訴求し、鍋つゆジャンルに類を見ないキャラクターの採用で独自性の強いパッケージデザインを開発しました。
商品が出来た後の反響を教えてください。
予想を超える大ヒットで7.5万食(2023.8月現在)を売り上げました。
私の関わったパッケージデザインは購入のきっかけ作りに寄与しました。そして、一度商品を体験したお客様は他の味も試してみたくリピートされていました。これは、愚直に高品質の鍋つゆを開発したマルトモさんの企業努力と高い志で妥協しなかったフジのバイヤーさんの賜物だと思います。開発には1年かかったそうです。売れ続ける商品には、商品力とそれをきちんと訴求するデザインが不可欠でした。
応募者
kirin株式会社
- 住所
- 広島県広島市中区東白島町18-13東白島ビル201号
- TEL
- 082-836-7693