後世に伝えたい日本の伝統畳縁シリーズ「やりくり」
第18回
奨励賞
プロダクト
母子手帳入れとDIY工具入れ。 用途に合わせた使い方「工夫」のある生活スタイルを想像した商品。第1弾目「へそくり」から畳縁商品をシリーズ化することでブランディングもでき、市場での認知も広がりつつある。畳縁の色合いも素材に合っており、パッケージや文字フォントの選択などにも一定の世界観がある。
価格(税込)
畳縁キャンプ・DIY用マルチポーチ
2,750円
畳縁母子手帳ポーチ
1,650円
畳縁キーホルダーやりくり「多」
550円
関係者
企業担当者やデザイナー
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法務技官
松本倫太郎
法務省 広島刑務所
INTERVIEW
2023.09.27
畳文化に触れる機会が徐々に少なくなってきた近年、素材に畳生地、畳の縁を使用することで外国人旅行者、更には日本の若者に日本文化・畳文化を身近に感じていただけるようデザインしています。
人気の畳縁シリーズ、第三弾「やりくり」=「工夫」のある生活スタイルを想像した商品。
受賞商品をデザインされたきっかけは?
西日本豪雨災害被災地である伝統工芸畳縁の産地岡山倉敷市と広島が産業復興協力を念頭に、本製品をツールとし広島・岡山・業界誌等にて矯正行政の取組広報及び文化伝承・地域活性化を目指しています。
コロナ渦で生まれたニーズ(キャンプ・DIYなど)、更には、男性の育児参加が求められる今、子育てを応援する製品を、現代のライフスタイルに沿ったデザインにて商品ラインナップとしています。
どのような思い、コンセプトで、商品をデザインされましたか?
社会背景(コロナ禍や子育て少子化問題など)多くの方が、様々な生活場面で「工夫」し、生活のための「やりくり」をしてきた。そこで、現代の生活スタイルを想像し「工夫」に役立つ製品を推進!
更に社会貢献の一役をになうことが受刑者の「再犯防止推進」へと繋がると考えています。
商品が出来た後の反響を教えてください。
前回までの受賞経験や思いの詰まった製品開発をきっかけに受刑者の心の変化(努力すること、世の中から認められる喜びから涙を流す者等)が生まれ、真に「ものづくり」、「日本文化の伝承」が受刑者の改善更生・社会復帰、更には、再犯防止推進の原動力となっています。
応募者
法務省広島刑務所
- 住所
- 〒730-0821 広島市中区吉島町13-114
- TEL
- 082-241-8601
- FAX
- 082-247-0628