リハビリ支援システム
第16回
プロダクト
足首の可動域などを測定する機器で、機能と造形がマッチした良い商品である。計測機器を移動させる際のハンドルが、被験者の脚部安定装置のスタンドとして利用できるなど、完成度が高い。
価格（税込）
関係者
企業担当者やデザイナー
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取締役/第二種医療機器 統括製造販売責任者
東 有明
株式会社システムフレンド
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design
中道大介
dise DESIGN STUDIO
INTERVIEW
2022.12.25
歩行能力の低下は日常生活に重大な支障をもたらすものであり、歩行動作を定期的に計測することは極めて重要である。また足首の動きは歩行動作に大きな影響を及ぼすと考えられているが、足首の関節可動域は計測が難しく、あまり計測が行われていない。当機器は3次元モーションセンサーを利用して、簡便に全身の歩行動作を計測することができる。さらに専用装具を利用することで足首の可動域を容易に計測することができる。
デザインの依頼を受けたきっかけを教えてください。
システムフレンドさんはシステムづくり、ソフトづくりが大変お得意なお会社さんですが、ハードづくりは多くご経験がありませんでした。
デザイナーの持つ「開発者と利用者の中間的な視点」「使い勝手やフィーリングについてのソリューション提供」をご期待され、お誘いを受けました。
どのような思い、コンセプトを大切にしてデザインしましたか？
システムフレンドさんのプロダクトは社会に対しどうあるべきか、哲学の視覚化から行いました。「インテリジェンスなシステムを最大限活用できるよう、プロダクトは本質的な易しさを持って、ユーザーの五感とつながる」という哲学よりデザインを創出。計測時使用するスタンドは、移動時にハンドルとして利用でき、可搬性に寄与しつつも双方での佇まいが美しくあるよう考慮しました。また、非常に狭いニーズに向けての製品であるため金型を起こすことが現実的でなく、金型レスであるが立体造形として成立する造形を目指しました。
応募者
dise DESIGN STUDIO
デザイン事業者
- 住所
- 広島県広島市中区十日市町1-1-15-204
- TEL
- 082-275-5113
