SUSU
第17回
パッケージ
新しい時代に向けて、動物の毛を使わず、従来の肌触りを実現させた熊野筆。箱の青色は和洋を感じさせる清々しいデザイン。まっすぐ丁寧なものづくりの商品とパッケージがピッタリ一致していて気持ちがよいデザイン。
価格(税込)
関係者
企業担当者やデザイナー
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design
矢吹菜美
coto.toco.
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代表取締役
越智祐美子
株式会社越智
INTERVIEW
2022.12.25
使うたびに心満たされる、上質なメイクブラシを使う毎日が、日常の「素」であってもらいたい。
そんな日々を送るわたしを「好き」になってもらいたい。
そのような思いから生まれました。
SUSUは、生命の保護を目的に、動物の毛を使用していません。従来の動物の毛に劣ることのない、高品質のシンセティックファイバー(合成繊維)を使用。
歴史ある熊野筆のクラフトマンシップによる技術と品質はそのままに、肌触りの優しさと柔らかな心地よさで、ずっと長くお使いいただけます。
デザインの依頼をした、きっかけを教えてください。
筆のみではなくパッケージも含めて「商品」になる。と考えていたので、ありきたりなパッケージではない新しいカタチを作りたいと決めていました。
筆だけがある。という漠然とした中、商品が完成するまでのストーリーを大切にしながらデザインを作り上げていくcoto.toco.さんの考え方、
1つずつ丁寧に向き合う姿に共感したたため依頼をしました。
どのような想い、コンセプトを大切にしてデザインをしましたか。
真っ直ぐで、うそのないメイクブラシ。ブランディングを考える上でブラシを実際に使用して最初に感じた言葉です。
SUSUは、奇を衒わない、もうそのままで完成された上質なメイクブラシ。それは、使った人だけにわかる幸福感なのです。
そのことをパッケージで伝えるには?と、考えたときに浮かんだのが、素描家shunshunさんの線の作品でした。
「そのままで満たされている、真っ直ぐなメイクブラシ」。そのことがパッケージを手にしたとき、伝わることを願っています。
商品が出来た後の反響を教えてください。
当初は販路もなく正直不安しかない中でスタートしましたが、グッドデザイン賞をいただいた後からは、検索からの発見に繋がり、今までと違う筆だと感じてもらい、念願の宮島で取り扱いしていただくことが出来ました。
更には、欧米(カナダ、スイス)の方にもお声がけいただき予想外の展開が始まりました。日本のみならず海外の方達の目にも止まるような商品になり、確実に新しい風が吹き始めたと思っています。受賞者同士での繋がりも出来、コラボレーションなど含めて、まだまだSUSUの可能性を感じているので更なる発展に心躍らせる毎日です。
応募者
coto.toco.
- 住所
- 〒730-0802 広島市中区本川町2-1-4浜本ビル302
- TEL
- 082-533-8740
- FAX
- 082-533-8740