やまめ燻製
第19回
奨励賞
自然豊かな環境で育った「やまめ」の燻製。いぶす木材の違いを味わえるやまめの燻製というカテゴリーが新しい。パッケージに描かれた美しいやまめのイラストからも、河川の源流の綺麗で冷たい水で育てられている風景を連想させ、独自性を感じる。シンボルマークやロゴなども丁寧でブランド構築の完成度が高い。
価格(税込)
関係者
企業担当者やデザイナー
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代表
舛本 隆介
滝ヶ谷養魚場
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赤松 健次
飛企画 株式会社
INTERVIEW
2025.10.15
川魚の「やまめ」をポピュラーなサクラやブナのチップを使い、食べやすくて美味しい部分だけを丁寧に時間をかけて燻製にしました。淡泊でありながらもほどよい脂のりがある「やまめ」の旨味が絡み合う一品です。お酒のおつまみやお子様のおやつにも。是非一度ご賞味ください。
受賞商品をデザインされたきっかけは?
「やまめ」は河川上流の綺麗な空気や非常に冷たい水でしか育ちません。滝ヶ谷養魚場周辺は、「やまめ」を育てる環境に恵まれています。自然豊かな里山で育った「やまめ」は非常に生育が良く大型化するのでそれを活かした商品作りをしました。
どのようなコンセプトでつくられていますか?
全国では、小さな養魚場は後継者問題もあり減少する一方ですが、大規模な養魚場は増加しています。しかしサーモンなどを扱う大規模な養魚場では、大型設備や大量の電力を消費します。滝ケ谷養魚場は、夏季や渇水時以外は自然の力を利用しています。自然とともに育った「やまめ」の美味しさをたくさんの人に伝えたい。そして祖父の代から続く養魚場を後世に残したい。これがコンセプトです。
受賞商品の特長は?
川魚の燻製と言えば、丸魚で作る物がほとんどですが、当所の「やまめ」は大型ゆえに切り身の食べやすくて美味しい部分だけで作っています。一度食べていただくと、川魚の概念が変わるはずです。淡白な魚なので、燻製にしても胃もたれしにくく、お酒のあてとしても最適です。
応募者
滝ヶ谷養魚場
- 住所
- 広島県安芸高田市美土里町桑田188-2
- TEL
- 0826-55-0758