一味神水
第19回
奨励賞
神主、農家、杜氏が手を取り合い創り上げた日本酒。「一味神水」という神前で行う儀式の意味を持つネーミングと一年一度の限定商品という価値も突き抜けた商品性を感じる。ここまでの引き算デザインは素直に美しく、名前の由来からできたデザインと言えるぐらい、神がかった印象を受け、商品としての価値を超えた目的を感じる。またデザインの過程が見事にラベルに反映されている。
価格(税込)
 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                関係者
               企業担当者やデザイナー
            
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                  禰宜 内田 久紀 空鞘稲生神社 
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                  社長兼杜氏 濵村 洋平 旭鳳酒造 株式会社 
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                  代表社員 安田 剛 合同会社 安田農産 
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                  映像作家 藤原 永介 無盡斎 
INTERVIEW
2025.10.15
杜氏、農家、神主
日本の伝統を担う若手3人が同心協力し新たな日本酒造りに挑戦しました。
使用米の選定、瓶選定、ラベルデザイン、米作り、酒造り、神事、全ての経過を3者で見守り完成した日本酒。
使用米の選定や栽培方法、醸造方法まで毎年新たな挑戦となるので、その年その年で味わいの異なる新たな「一味神水」を発売します。
受賞商品を開発されたきっかけは?
神社にて定期開催の野菜市で出会った杜氏、農家、神主。各業界の抱える問題やこれからの展望など語り合う中、お互いの繋がりや共通点も多く、「これからの広島、各業界を共に盛り上げよう」と本商品の開発に至りました。
 
                  どのようなコンセプトでつくられていますか?
国内の消費量がピーク時の3分の1と言われ、衰退が懸念される日本酒産業。
酒蔵、米農家、神社の各業界の後継者が米作り、酒造り、神事など全ての工程を伝える事により日本酒の価値を引き上げ、日本の伝統産業を後世へ伝えたいです。
 
                  受賞商品の特長は?
今までの日本酒にない、新たな味わいを表現できると注目されているお米「春陽」を使用しています。パッケージは白を基調としたシンプルな作りで、正面には盃のみを配置しクリア箔の箔押しでみずみずしさを表現しています。日本の伝統文化らしさを踏襲しつつも今までにない佇まいに仕上げています。
 
                  応募者
空鞘稲生神社・旭鳳酒造株式会社・合同会社安田農産
- 住所
- 広島県広島市中区本川町3-3-2
- TEL
- 082-812-3344
 
						