知覚入力型インソール
第19回
奨励賞
可変突起により足底感覚を刺激し、姿勢や動作の「気づき」を引き出すインソール。これを使って具体的な行動変容を起こし、本人の力で改善に導くという発想が素晴らしい。また、治療道具感を感じさせないカジュアルなデザインで使用に対する抵抗感を下げる発想も評価したい。理学療法学に裏打ちされた機能とファッション性も加えた新しい領域のプロダクトである。
価格(税込)
 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                関係者
               企業担当者やデザイナー
            
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                  代表/教授 長谷川 正哉 合同会社ASI/県立広島大学発ベンチャー 
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                  代表取締役 三浦 英敏 株式会社みうら義肢製作所 
INTERVIEW
2025.10.15
県立広島大学で開発された世界初の知覚入力型インソール(特許第7576893号)。足裏感覚を使い、姿勢改善や歩行練習が驚くほどスムーズになり、健康づくり、転倒予防、パフォーマンス向上まで幅広く活用できます。医療現場で実証された革新技術を、誰もが体験できる形にしています。
受賞商品を開発されたきっかけは?
従来の支援ツールは動作を「補助」する機構が中心で、使用者が主体的に感覚と向き合う仕組みではありませんでした。本製品は、リハビリや身体教育の場面で、受け身ではなく「自ら感じて変わる」プロセスを支援することで、効率良い動作に導くことを目的に開発しました。
 
                  どのようなコンセプトでつくられていますか?
本製品は、年齢・障害・性別を問わず使用でき、医療機器を使わずに感覚と動作に働きかける手法です。使用者が自らの感覚に注意を促す仕組みは、主体的な健康づくりの観点と合致しています。医療機器に頼らず、「感じる」「動く」を繰り返すことで主体的な姿勢や動作の改善、パフォーマンスの向上に導くというコンセプトです。
 
                  受賞商品の特長は?
従来のインソールは、外部構造によって主に足を支援したり矯正するものでしたが、本製品は、使用者の内的感覚に働きかけ、気づきを通じて自らの動きを変えるという点が最大の特長です。使用者の体調変化に合わせて突起の位置や数を自由にカスタマイズできるので、使いながらいつでも再設計できる柔軟性も強みです。
 
                  応募者
合同会社ASI/県立広島大学発ベンチャー
- 住所
- 広島県三原市学園町1-1
- TEL
- 0824-44-2202(販売窓口:みうら義肢製作所)
 
						