Baguette shelf
第19回
グランプリ
建築資材を用い、建築板金業で培った技術を活かしたシェルフ。
スチール板の斜め折りと木材による美しいプロダクトである。垂直に伸びる木材の面の方向が斜めになっていることから、落ちる陰影が複雑になることで、その構造や素材感を楽しむことができる。建築資材をそのまま用いた天板、あえて無塗装の裏面などの無骨さを無骨なままの魅力にせず、技術と特性を活かすことで美しさへ昇華させる技術とセンスが素晴らしい。連結による拡張性もあり、今後の展開に期待できる。
価格(税込)
 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                関係者
               企業担当者やデザイナー
            
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                  森元 太輝陽 有限会社森元 
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                  池内 宏行 HIROYUKI IKEUCHI STUDIO 
INTERVIEW
2025.10.15
直線基調でスチール折りが美しく機能するシェルフ。斜めに折り曲げられた天板は、特徴的でありながら主張しすぎないシンプルなシルエットで置くものの魅力を引き立てます。無限に連結可能な機能性を生かした壁面収納や、空間を仕切る間仕切りなど多様なシーンに対応します。
受賞商品をデザインされたきっかけは?
長年培ってきた板金加工技術を活かし、鉄板を「切る」「折る」という最小限の加工のみで最大限の効果を発揮するプロダクトを発売したいという想いから生まれた商品です。商品開発を行う上で、いかに技術を美しく見せることができるか、作り手が誇りに思えるプロダクトにできるかといった点を大切にしデザインしています。
 
                  どのようなコンセプトでつくられていますか?
大量生産品で比較的安価な家具製品が多く流通する中、自らのライフスタイルや趣向に沿った商品選択の対象となるようなプロダクトを目指しています。 当製品はスチールと木の組み合わせながらインダストリアルな印象ではなく、よりナチュラルなデザインとすることで、様々な空間に調和し家具選びの可能性を広げてくれます。
 
                  受賞商品の特長は?
建築資材をそのまま用いた天板は、裏面はあえて無塗装のまま残すなどの特徴を活かしながらも、デザインを通して無骨な印象を持たない洗練された商品となっています。
また最小限のパーツで構成されており、簡素化されたミニマルな構造で簡単に組み立て、連結が可能です。連結することで配置する空間や用途に合わせて棚数を選ぶこともできます。
 
                  応募者
有限会社森元
- 住所
- 山口県柳井市新庄1835-5
- TEL
- 0820-24-2017
 
						