白鴻 のろり 特別純米
第18回
奨励賞
パッケージ
お水は野呂山の伏流水、お米は地元の酒米を使用した低アルコールの日本酒。 コットン和紙を使用した野呂山の形ラベルの形状や、切り抜かれた白い鳥など、鳥のラベルと山のラベルの2つがお互いを引き立て、優雅さを感じる。 淡い色合いで野呂山の雰囲気を出し、地域性を独自の世界観で演出している。
価格(税込)
関係者
企業担当者やデザイナー
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アートディレクター/デザイナー
矢吹 菜美
coto.toco.
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月山 香代
株式会社酒商山田
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杜氏
盛川 元晴
盛川酒造株式会社
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盛川 馨
盛川酒造株式会社
INTERVIEW
2023.10.04
ライチやメロン、白ブドウのような爽やかな香り。微量のガス感と、低アルコールのつるんと軽やかな口当たり。ほわっと旨味が広がり、心地よい酸味とともに消えていきます。
そんなストレスフリーなお酒を目指してつくられました。
受賞商品のデザインを依頼されたきっかけは?
日本酒「白鴻 のろり 特別純米」は、蔵の若者と一緒に、今の若い人が飲んでみたいと思う酒質・コンセプトを考えて生まれた商品です。
低アルコールでのろのろとどこまでも飲みたくなる味わいを目指したとき、そのイメージを具現化していただける方として、他の仕事でご一緒していた矢吹さんのデザインテイストが今回の商品に合うと考え、依頼をさせていただきました。
どのような思い、コンセプトで、商品をデザインされましたか?
2018年の豪雨災害を機に、安浦のためにと家業である酒蔵に戻ってきた一人の若者と、彼の叔父にあたる杜氏との想いが込められたお酒です。
白鴻のお酒のことを「ここに咲く花」と言われていたことがとても胸に残り、デザインのヒントをもらうため、白鴻のお酒造りに大事な伏流水の源である野呂山に登りました。この土地に耳を傾ける実直なものづくりをラベルで表現できたらと思いデザインしました。ボトルの肩に飛ぶ大きな白い鳥は白鴻であり、安浦のためにと熱い思いを持った蔵の若者の姿を重ねました。
商品が出来た後の反響を教えてください。
「のろり」のラベルのデザイン(絵の雰囲気・肩張りの鳥・字体・素材)、コンセプトが味わいにとても調和していると感じます。
実際にご購入いただいた方からも大変良い反響をいただいております。
“日本酒は学生の頃に悪酔いしてから苦手だ”という方に、ぜひ「のろり」を手に取っていただき、日本酒の入口としての1本になれたら大変うれしく思います。
応募者
coto.toco.
- 住所
- 〒730-0802 広島市中区本川町2-1-4浜本ビル302
- TEL
- 082-533-8740
- FAX
- 082-533-8740