SHIZUKU
第16回
プロダクト
漆器の特徴である艶やかさをうまく生かした酒器である。伝統的な乾漆技術と3Dプリンターなどの新しい技術を上手く融合している。
価格(税込)
価格
33,000円
関係者
企業担当者やデザイナー
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専務取締役
高山尚也
株式会社高山清
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design
大川泰明
(公財)広島市産業振興センター
INTERVIEW
2022.12.25
上から見ると、雫型が印象的な方口の酒器「SHIZUKU」。シャープな形と、漆ならではの艶やかな華やかさを併せ持った逸品です。オリジナルの形状は木型ではなく乾漆。軽くて注ぎやすく、口の部分は液だれがしにくい形です。特別な日にももちろんですが、普通の日を特別にしてくれる、そんな酒器でありたいという思いでおつくりしています。酒器としてだけではなく、器としてもお楽しみいただけます。
デザインの依頼をした経緯、きっかけを教えてください。
大川さんとの出会いで初めてデザイナーの重要性を知りました。デザイナーの大川さんは漆器のことをしっかりと理解されましたのでデザインの依頼をしました。今回の「SHIZUKU」は、漆のしっとりとした手触り、漆塗りの呂色仕上げの深みのある色合いや、乾漆の特徴をしっかりと活かしたデザインを提案して頂きました。
どのような想い、コンセプトを大切にしてデザインをしましたか。
乾漆の技術を活かすため、木地では実現できない新しい形を試みて酒器(片口)をデザインしました。持ち手側の柔らかな形から注ぎ口の尖った形へ、なだらかに変化する曲面の表情によって、漆ならではの艶やかさを表現しました。注ぎ口からお酒が流れる姿に、葉の表面についた雨露が滴る際の雫の様を連想し、SHIZUKU(雫)という名前を付けました。
応募者
株式会社高山清
製造業メーカー
- 住所
- 広島市中区堀川町2-17
- TEL
- 082-241-5058
- FAX
- 082-241-6751