春を待つ
第17回
パッケージ
空気をまとうような柔らかい肌着のパッケージ。春を待つ人へ送る手紙のようにデザインされたパッケージが物語を感じさせる。切り欠きから覗く商品の柄がオシャレでかわいく、魅力あふれるアプローチである。
価格(税込)
「春を待つ」満月パンツ
8,888円
関係者
企業担当者やデザイナー
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design
矢吹菜美
coto.toco.
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代表取締役
櫻木直美
株式会社マアル
INTERVIEW
2022.12.25
「春を待つ」は、よつめ染布舎・小野豊一さんによる絵柄の名前です。
marruが5周年を迎えた年、その絵柄の物語を、心地よいオーガニックコットンの生地にのせて肌着にしました。
小野さんの手で、型を掘り、餅米と糠と石灰で糊を練り上げ、糊を置き、一色一色端正込めてた型染めです。
デザインを依頼したきっかけを教えてください。
ものがたりを持つ絵柄で、「肌着からの応援」という弊社のその後の指針になるようなコンセプトを体現するこだわりの品でもあったため、特別感のあるパッケージが欲しく、友人に矢吹さんを紹介していただきました。
どのような思い、コンセプトを大切にデザインをしましたか?
『肌着でその人の背中を押せたら』という櫻木さんの言葉をヒントに、手紙を認めるような表現はどうかと考えていきました。
その中で辿り着いたのは、「春を待つ」に描かれる小野さんの絵柄に込めた櫻木さんの想いを、言葉にして、その言葉をメインとしてパッケージデザインに落とし込んでいくということでした。
パッケージにある物語の詩は、櫻木さんによる言葉です。この想いをシンプルに届けたいとデザインに込めました。
商品ができた後の反響を教えてください。
後にも先にも、あんなにも購入された方々からお手紙をいただいた肌着はありません。
下着をパッケージから出した後も、飾りたくなるようなその箱を見るたびにその下着を身につけようと思ったときの気持ちが思い出せる、というパッケージ作りに込めたデザイナーの気持ちそのままを受け取ってくださったお客様が多かったです。
応募者
coto.toco.
- 住所
- 〒730-0802 広島市中区本川町2-1-4浜本ビル302
- TEL
- 082-533-8740
- FAX
- 082-533-8740