Piece of Hiroshima ひろ島のかけら
第17回
プロダクト
広島のデルタをシンボリックに表現したパズル。これだけのパーツ数で英数全ての文字に対応していて秀逸。素材を生かしたシンプルでナチュラルなところに好感がもて、商品名もよい。
価格(税込)
価格
8,800円
関係者
企業担当者やデザイナー
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西尾通哲
240design・西尾通哲建築研究室
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社長
田室名保美
たむろ木材カンパニー
INTERVIEW
2022.11.28
広島の地理的な特徴(6つの川と5つの島からなる)を抽象的に表現したパズルで、広島県産材を用い、熟練した職人の手で製作。
広島そのものを持ち帰って楽しめる、というコンセプトで、積み木として自由に遊べるほか、5つの島のピースで英数すべての文字を作ることができる。
商品をデザインしたきっかけを教えてください
広島のアイデンティティを活かした商品のデザインは、いつか実現したいと思っていました。
2018年、広島市現代美術館主催による ゲンビ「広島ブランド」デザイン公募にて、このパズルの元になる図形を考案し入選。その際にすでに積み木やパズルとしての展開を考え、プロトタイプを自作・展示しました。それを製品として安定した品質と供給が出来るようパートナーを広島で探し、現在、たむろ木材カンパニー株式会社の商品として有限会社アイ・ピー・エムの熟練した木工職人により製作しています。
どのような思い、コンセプトを大切にデザインをしましたか?
世界で初めて原爆が投下された都市として世界的にも知名度が高いですが、広島はそれ以前にも以後にも長い歴史と豊かな自然があり、そのような地理的な特徴を図案化しました。
広島を訪れた人が、広島そのものを持って帰る、というコンセプトです。
また、ハッシュタグを設定し、遊んだ図形を写真に撮ってSNSに投稿することで、世界中の人たちとコミュニケーションができることを想定しています。
商品ができた後の反響を教えてください
もともと、広島を抽象的に図案化するプロジェクトから派生したものなので、この木製パズル以外にも他のプロダクトやフード、ワークショップなど、展開をしていければと考えています。
応募者
240design・西尾通哲建築研究室
- 住所
- 〒733-0844 広島市西区井口台2-23-4-406
- TEL
- 082-278-7235
- FAX
- 082-278-7235