HEXa(ヘキサ)
第17回
プロダクト
伝統的な升に捉われることなく、飲みやすさを追求し、造形的な新鮮さを感じる。手加工でしか出せない曲線美が、重ねたり、並べても綺麗で無駄のないスマートなデザインを演出している。
価格(税込)
関係者
企業担当者やデザイナー
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代表・デザイナー
高田明秀
GRIND ARCHITECTS
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デザイナー
前田基貴
GRIND ARCHITECTS
INTERVIEW
2022.11.25
広島の職人による「組木」の伝統技術を用いた枡。檜・鼠刺・朴木の樹種は、木の肌目が美しく、香りにリフレッシュ効果があります。外形の円は「永遠」を連想させ、継ぎ目の入り組みは「大入」を意味する験担ぎでもあります。また、六角形は最も美しい整形で日常生活にも多く採用され、無意識のうちに親しみを感じる形です。
商品をデザインしたきっかけを教えてください。
2018年に行なわれた広島建築士会主催のコンペ「海を渡るひろしまのおみやげー新たな木質の生活用品のデザインー」で優秀賞を受賞した事をきっかけに商品化を目指しました。
どのような思い、コンセプトを大切にしてデザインしましたか?
伝統工芸品である「枡」を組木の技術はそのままに、県産材である檜・鼠刺・朴木を利用しながら新たな広島ブランドの器へとアップグレードしました。円と六角形を組み合わせることで握りやすく、口に添い飲みやすいカタチとなり、老若男女問わず手にフィットするデザインに仕上げています。手のひらサイズの器が、広島の木材・職人技術を世界に伝えていく事を目指しています。
商品ができた後の反響を教えてください。
従来の枡は、四角形で形の特性上持ちにくく飲みにくいのですが、HEXaは手にフィットする形が良く、檜以外の樹種もあり、それぞれ違った香りを楽しめるとのお声を頂き、好評を頂きました。また、海外の方からも形状や木工技術の美しさを好評頂きました。
応募者
GRIND ARCHITECTS TAKADA+MAEDA
- 住所
- 〒730-0051 広島県広島市中区大手町5-2-15