金魚ちょうちんリングノート
第17回
プロダクト
柳井市の地元民芸品金魚ちょうちんをモチーフにした大胆でとても可愛いデザイン。ノートの種類が豊富なのも楽しい。地場産業のPRにも一役買っており、地域で愛される商品となっている。
価格(税込)
A5
385円
関係者
企業担当者やデザイナー
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代表取締役
木阪泰之
有限会社木阪賞文堂
INTERVIEW
2022.12.25
山口県東部に位置する人口約3万人の柳井市。その柳井市の白壁の町並み内で128年続く文具店が、当時製造者として手掛けた初めての文房具。『文具で柳井を元気にすること』を肝に銘じ、地元民芸品金魚ちょうちんをモチーフにご当地文房具としてデザイン制作したリングノートです。
デザインをしたきっかけを教えてください。
価格競争や絶えず周囲の目を気にし疲弊していた頃、そんな私たちをいつも静かに見守っていてくれた町並みや金魚ちょうちんの存在の有難さにようやく気付き、“柳井の文具屋さん”として生きる覚悟を決めました。覚悟を決めると不思議なもので、柳井と金魚ちょうちんを推すためには何をすべきかを考え決めることに関してはその後驚くほど極めて自然な流れで物事が進んでいきました。
どのような想い、コンセプトを大切にしてデザインをしましたか。
余計なものを足さない、潔いほどシンプルであることにこだわりました。10人中、9人の方が欲しくないと仰っても、全く問題ない。たった一人の琴線に響けば良いと思っています。コンセブトは『柳井らしく・・・ふかく・・・せまく。』です。
商品が出来た後の反響を教えてください。
最初は小さなうねりを感じ、次第に大きくなる反響に驚とく同時にある種の使命感をいだくようになりました。次第に、地域の方々の郷土愛を刺激し覚醒する力を秘めたノート(存在)なのだと感じました。
発売当初、二十歳前後の女性が店先でこのノートを手にして独り言で『ヤバイ、マジヤバイ』・・・を連発されていた光景を見て、ひょっとしたら地元に受け入れてもらえるのかなと・・・ホッとした事を今でも思い出します。
応募者
有限会社木阪賞文堂
- 住所
- 〒742-0022 山口県柳井市柳井津452番地
- TEL
- 0820-22-0150
- FAX
- 0820-22-9506