OWL(オウル)
第17回
プロダクト
消火器が隠れ過ぎず、ちょうどよい目隠しになる消火器カバー。曲線を基調とした無駄のない美しい造形は非常時での安全面への訴求もある。また正面のピクトにより、一目で消火器と認識できるデザインとなっている。
価格(税込)
関係者
企業担当者やデザイナー
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総務部長/デザイナー
田中智明
株式会社KAITAK
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常務取締役
松村怜和
株式会社KAITAK
INTERVIEW
2022.12.25
店舗やオフィス・病院や学校などで、消火器をさりげなくおしゃれに置くことができる消火器カバー。 どんな空間にも調和する消火器の新しい佇まい。カバーの上に消火器を設置するだけなので、万が一の時も簡単に取り出すことができます。
商品をデザインしたきっかけを教えてください。
弊社の事務所をスタイリッシュにリフォームした際に、むきだしの消火器が空間に馴染まなかったため、まずは美観目的で自社用に開発しました。消火器を完全に隠すことは避けるべきで、万が一の時には取り出しやすいということが最も重要です。その上で空間を壊さない佇まいを目指すべきだと考えました。素材は無限にリサイクル可能な鉄を使用。鉄はクローズドループリサイクルが実現できる唯一の素材で、サステナビリティの点で優れています。
どのような想い、コンセプトを大切にしてデザインをしましたか。
消火器は目立たなければならないものですが、目立ちすぎると空間に馴染まず、置き場所や置き方に悩まれる方も多いのではないでしょうか。
私たちは消火器カバーを消火器を隠すものではなく、消火器と空間をシームレスに繋ぐものにしたいと考え、弊社の強みである折り曲げの技術を生かし、試作を重ねて、側面は消火器を置いた際に最も美しく見える角度のR曲げにしました。 底面や側面の角を丸くすることで、全体的に曲線でやさしさを表現しています。
また、消火器の有無を瞬時に確認できるよう穴を設けました。 消火器の存在感を保ちつつ、消火器の新しい佇まいを提示したいと考えています。
商品ができた後の反響を教えてください。
シンプルでかっこいいとご好評をいただいております。県内では広島市現代美術館様をはじめとする多数の施設で導入していただきました。その他、県外の旅館、ホテル、カフェ、ウェディング施設などからもご購入いただいています。
応募者
株式会社KAITAK
- 住所
- 〒736-0043 広島県安芸郡海田町栄町3-14
- TEL
- 082-823-4161
- FAX
- 082-823-4164