ひろしまグッド
デザイン賞

おこめん

第19回

準グランプリ

商品の評価

米粉を主原料とした、添加物・小麦・食塩不使用の日本ならではの米の麺。 米農家の収入が減少し、過疎化・高齢化対策が喫緊の課題となっていることを背景に時代のニーズに即した米の新たな活用にチャレンジしている。広島県の学校給食に使われるなど、食育にも取り組んでいる。また透明な袋から見える丸く束ねられた麺のビジュアルが印象的。丸めた乾麺の中身とパッケージの卵型ラインの融合を前提にしたシンプルな引き算のデザインにも好感が持てる。優しいデザインで人の手の温もりと無添加&ヘルシーなイメージを創っている。

価格(税込)

白米のおこめん/4食セット

1,120円

玄米のおこめん/4食セット

1,200円

玄米のおこめんつゆ付セット2食入/2個セット

1,600円

購入ページ

関係者
企業担当者やデザイナー

  • 代表取締役

    井掛 雅祥

    株式会社おこめん工房

  • グラフィックデザイナー

    野村 有里

    love&pop

  • グラフィックデザイナー

    野村 直行

    love&pop

INTERVIEW

2025.10.15

「おこめん」は、日本の豊かな風土が育んだお米から生まれた新しい麺のジャンルです。うどんやそば、ラーメン、パスタはもちろん、フォーやビーフンとも全く違うツルツルモチモチとした独特の食感を楽しめる広島発祥の麺です。

受賞商品をデザインされたきっかけは?

中山間地域農家の所得向上を図ることは難しく、農地の荒廃と過疎化・高齢化現象が全国的に顕著となっています。稲作を基幹作物として発展してきた広島県三原市大和町は、農家収入が減少し、過疎化・高齢化対策が喫緊の課題となっています。当社は時代のニーズに即した米の新たな活用を図る必要があると考え、米で作る麺、「おこめん」の製造販売事業を開始しました。

どのようなコンセプトでつくられていますか?

中山間地域は、全稲作面積の約4割を占めており、その多くが地域経済と密接に結びついています。おこめん工房がある三原市大和町も中山間地域にあり、若い担い手を育てるためにも稲作を持続可能にすることがとても重要です。おこめんは、従来の「ごはん」としての消費とは異なる、米の新しい食べ方を提案することで米の消費拡大に貢献し、地域の活性化につなげています。

受賞商品の特長は?

「つるつるモチモチ」した新しい食感です。食品添加物や食塩は一切使わず、工場内に小麦などのアレルギー物質が入らないよう製麺しています。素麺より早い1分半という茹で時間で、和食・洋食・中華のどの料理とも相性よく、温かくしても冷たくしてもおいしく調理できます。常温で製造から180日間保存が可能なので、非常食としてもおすすめです。



応募者

株式会社おこめん工房

住所
広島県三原市大和町下徳良1986
TEL
0847-33-1456

株式会社おこめん工房のその他の受賞歴

メディア掲載

センターへのご相談

デザイナーとの協業やデザインに関する相談などを行う際に、公的支援機関「広島市産業振興センター デザイン支援室」にお問い合わせいただくことも可能です。

田中 志保さん

担当 田中 志保

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担当 田中 志保

田中 志保さん

公益財団法人広島市産業振興センター
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